毎年、このレースは地元のサッカー少年たちや、顔見知りのロード選手たちが大声援で
Yu!Yu!Yu!Yu!とリズムよく応援してくれるレース。
その声援に合わせてほかの観客のみんなも応援してくれるからすごい大歓声になる。
あまりの声援に嫌でも頑張るしかなく、僕もその声援に対して走りで応えたいと毎年がむしゃらに走るレースです。
今年はその声援に見合った走りができず、とても残念だった。
腐ってもしょうがないし、必死に最後まで走ったけど、、、
ま、今の自分の置かれている状況を考えれば仕方ない。
観客のみんなに申し訳なかった。
やっぱりいい走りで応えたい。
試走中、5歳ほどのちっちゃい男の子が毎周回、
僕が通るたびに片言で” Yu! Takenocccchi~!!”と声をかけてくれ、胸が熱くなった。
このレース後、
コーチとトレーニングする機会があり、一緒にトレーニングしているときに来年の話になった。
「来年のレーススケジュールはもっとこうしてああして・・・・・・」と。
その当たり前のようにしてくれた会話が僕に力を与えてくれた。
コッペンベルグクロスのあとは本当に身体への負荷が大きく、
ここ2年ぐらいは疲れが爆発して、肉離れを起こしていた。
今年は疲労のコントロールが少し上手になり、なんとかこの一週間は有意義な時間にすることができている。
次のレースは今週末にSuperPrestige Gavere。
Gavereは僕の中では超きつい、苦手意識たっぷりなコース。
もうどうやって自転車に乗るのってくらいのスリッピーな泥と登坂、下り、そしてラン。
体調と患部の具合も悪くないので例年より少しいいレースにできるかなって思ってます。
さて、ブログ本文です。
東洋フレームブログから転載させてもらいます。
ブログ下部にレース映像を埋め込んでます。
ご覧ください。
スーパープレスティージュ第4戦後、中2日でコッペンベルグクロス。このレースは本当に特別でコースもだけど、観客が熱い。そして、毎年Yuコールが起こるレース。理由は定かではないけれど、とても有り難く、そしてその分のプレッシャーも感じ、なんとも歯がゆいレース。去年はギリギリ走り切れたレース、今年はどんなレースにできるか。
家からこのレースも近いので前日にコース試走に行った。クリート位置をRuddervoorde以前のシューズで走るとやはり患部の痛みがなくなり、かかとのホールド感が増していた。とても嬉しくてはしゃいで試走した。結果として、少し走り過ぎて、翌日のレースの時は患部が疲れていた。反省。クリート位置は元に戻した。Ruddervoordeでのトライもよかったけど、やはり怪我に合わすと悪い方向に流れてしまう、今まで通りの走りができるまでは我慢するしかない。逃げたらあかん、と思った。
コースはスタートして、有名な石畳コッペンベルグを下から上まで駆け上がる。その後も登坂の繰り返しで休むところはほぼない。例年以上に休みどころがないコースだった。
Ruddervoordeで少しいい感覚を掴めていたのでこのレースでは期待していた。患部の具合もよかったのも関係していた。とりあえず、気分が良かった。
さて、レース。スタートして激坂を一気に駆け上がる。そのスタートだけで体の余裕が全くなくなった。これはやばい、と思ったもののそのままずるずると後退。ペースを持ち直すことはなかった。
コース脇からのYuコールはコースのどこにでも起き、Yu Yu Yu Yu!!と応援してもらえた。有り難い。けど、それに対し、走りで応えれない。つらかった。
28位。マイナス4周。レースはすぐにおろされた。脚の使い方は悪くなかったけど、どうにも伸びない。かかとの具合も悪くはなかった。あとはまた身体を作っていく必要がある。ヨーロッパでの生活とレースに疲れが出てきてるけど、またトレーニングに力を入れ、今の状況の立て直しに全力を挙げていきたい。
中継映像、ハイライトしかありませんでした。
よく伝わらないですね。また探しておきます。
VIDEO
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2017/11/11(土) 00:43:46 |
Race
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Ruddervoorde、例年と変わって、牧草地のフィールド上にレンガを敷き詰め、スタートゴールを作っていた。
さすがスーパープレステージ。やることがビック。
このレースに迎えるにあたっていろいろと準備したけど、その結果がこのレースには出なかった。
けど、確実に今なら、変わってきている部分もある。
レース数とレベルがそれなりなので、自分のペースも崩さず持ち直していきたい。
そして、この週はベルギーの大手新聞社HetNiieuwsbladから取材を受け、
全国紙に見開き一面で僕のことを紹介していただいた。
ずっと見向きもされず、それを自然として海外でのレースを取組んできたので、
こうして大きく取り上げていただくのはとても嬉しい反面、少し複雑な気持ちにもなります。
でも、僕のことを前向きな意味で取り上げていただくのはやっぱり喜ばしいこと。
日本人の竹之内悠に対しての観客の対応もすごい暖かいものになったし、こういうムーブメントを
より繋いで形にしていけるように頑張りたい。
東洋フレームブログから転載します。
よろしくお願いします。
ブログ下部にレースの中継映像を埋め込んでます。
ぜひ、ご覧ください。
10月24日のレースをキャンセルしたため、レースを一週間あけることができた。その間に今まで日本でしていたトレーニングのリズムで過ごし、調子を取り戻そうとトレーニングに熱が入った。
そして、その平日の間にベルギーの大手新聞社Het Nieuwsbladから取材の依頼がきたため、取材を受けた。そして、10月28日の新聞の見開き一面に大きな記事を載せていただいた。記事の内容としては、文化とレースとなぜベルギーで走るのか、、などと思われます。
さて、Ruddervoordeは家からも車で30分の距離のため、前日にコースの試走に行った。普段はあまりこういうことをしないのだけど、念には念を入れる。コースを頭に入れて、翌日のレース時の負担を減らしたかった。
怪我した部位への負担を減らすべく、クリートポジションを変更した。その場しのぎなのか、正しい選択になるのか。試走の時はよかったのであとはレースでどう出るか。このループから抜け出したい一心。
レース当日、まぁそんなに悪くない身体の調子。一週間のトレーニングによる疲れは残っていたけど、それも全て今後のため。しょうがない。
天候は基本晴れでと時々10分ほどの通り雨が降る。気温も日が出れば暖かく感じられ、この日も半そで半パンの装いでスタート。
スタートは少々混乱があったけど、うまくすり抜け、ぐいぐいと走る。位置も悪くなかった。けれど、一周目のサンド区間でスピードに乗り切れず、ついていきたかったパックから遅れる。その後、ペースが一気に落ち込むが、中盤から終盤にかけて持ち直した。ベルギーのレースでいつも力み過ぎて悪循環になってる部分もあったので出来るだけ力を抜いてバイクを進ませることを意識して走った。
レースは予想より早い段階で下ろされてしまったけど、レース後の身体に残る疲労感などは悪いものではなかった。怪我による直接的なダメージはほぼ回復したと感じた、しかし、今度は怪我を庇ってこいでいたようでそれの癖があってうまく走れてないように感じた。レースは29位で終えた。
クリート位置の変更も良かったけど、ケイデンスが上がり切らない。これは調子の面もあるし、足首の負荷を減らすという面では有効だったのかもしれないけど、少し不安が残った。
次のレースは三日後にコッペンベルグクロス。超ハードな登坂レース。
レース中継映像はこちらからどうぞ。
VIDEO
2017/11/10(金) 00:41:50 |
Race
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