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YuTakenouchi/竹之内悠

This is Blog of cyclist, Japanese YuTakenouchi. Roadrace. Cyclecross.MountainBikeXCO 自転車選手、竹之内悠のBlogです。

2017 ワールドカップ 第7戦 ゾルダー大会

ゾルダーは2年前に走り、
その時は激下りを下ったあとのスピードの乗った直線区間で水たまりを避けるために
コース右端ギリギリを走っていたら、右足が杭に引っ掛かり、大落車した場所。
その時に痛めた右手は治り切らず、、患部にテーピングして今でも毎レース挑んでる。
ま、その場所にまた戻ってこれたことは嬉しかった。
落車したときは日本にも何回も来日してるオーストラリア選手のギャリーとパックで走ってて、
今年もレース終盤でギャリーと一緒になった。
またこけるかな?笑)なんて思いながらも、無事にレースを終えれた。
とりあえずはよかった。
次戦はナイトレース。
今シーズン最後になるSuperPrestige Diegem です。
3年ぶりに走れる。泥レースになると思います、がんばります!!

では、ブログは東洋フレームブログより転載させてもらいます。
ブログ下部にレース映像を貼り付けますね。
序盤、ケビンパウエル選手が落車して、その彼と一緒にちらっと映ります。
その映る時のヘアピンでイタリア選手が僕の内側をバイク無理に当ててずかずかといきます。
同じことしたらブチ切れるくせに。
因縁の選手、、、ほんとここのイタリアの兄弟は手が悪い。きらい。ねじ伏せたい。


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いつものことだけれど、とても慌ただしい時間を日本で過ごし、ベルギーに戻ってきた。

ベルギーに渡って5日後がシーズン後半の欧州遠征の初戦、ワールドカップ第7戦ゾルダー大会。渡欧後、今大会までは比較的のんびりと過ごさせてもらった。

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レース前日の午前中までは雨が降り続いていたので、レース前日のコースのコンディションはマッドを想像したけれど、予想と反してほぼドライでコースのスピードの乗りが非常によく、まさにスピードコースと言えた。試走は無理せず、30分ほどで速やかに終え、体力を翌日に残しておくようにした。この日の調子は非常によく、ケイデンスは理想通りだった。

レース当日、この日も明け方から3時間ほど雨が降り続いた。レース直前の試走では、コース上の雨の影響は感じらなかったけれど、多くのカテゴリーがレースを終えたのでコースの轍が深くなり、コースの印象が変わっていた。前日の試走でハイスピードレースになると想像できたので、リムハイトの高いF4Dで試走を始めたけれど、急な上り返し等での失速が目立ったため、F3Dでスタートすることにした。前日より体がとても重く、スタートから先行きが不安だった。

この日は60人超のエントリー、そして、僕はほぼ最後尾列でスタートラインに並んだ。スタート後の混乱に巻き込まれないことを祈り、スタート。Zolderのスタートはスピードが乗る。

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WB Cyclocross Zolder – Een reportage van crossers die alles opgeven om hier hun hobby te beoefenen – (c) MP Productions – Mats Palinckx – www.mp-productions.be

スタート後、ホームストレートではかなり比較的に良い位置までスルスルと上がっていくことに成功。スピードコースなので今の僕には序盤の位置取りは肝心だった。しかし、1コーナーのアウト側の落車でストップせざるを終えなくなり、続く2コーナーでもイン側で起きた落車のあおりで大きくアウトに膨らみ、ピットの入り口でも少し後退せざるを終えなく、結局、元のスタート位置付近で落ち着いた。そこから、スウェーデンの選手やイタリアの選手を軸にパックを形成してレースを進めたかったけれど、1周目後半から失速し始め、目標のパックから遅れる。3周目に入るまではペースを持ち直せなかった。しかし、そこからペースを持ち直し、ペースを上げていった。下の写真、後ろのほうに僕がチラリ。

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WB Cyclocross Zolder – Een reportage van crossers die alles opgeven om hier hun hobby te beoefenen – (c) MP Productions – Mats Palinckx – www.mp-productions.be

パックでレースを展開したかったけれど、ほとんど一人、または僕の後ろに選手が一人くっついている状況だった。長いホームストレートで他選手の後ろで休む作戦をするつもりでスタートしたけれど、結局誰の後ろにもつかず、ずっと前で頑張れた。ペースこそ遅かったかもしれないけれど、しっかりとペースを保ち、終盤にはペースを上げていけたのはよかった。

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しかし、トップ選手が近づいてきているのはわかっていたし、早々に80%で切られる覚悟もできてていた。

53位、マイナス4周。40分でレースを下ろされた。

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WB Cyclocross Zolder – Een reportage van crossers die alles opgeven om hier hun hobby te beoefenen – (c) MP Productions – Mats Palinckx – www.mp-productions.be

スピード区間でしっかりとバイクをスピードにのせれたのはよかったし、レース後半は自信を持って走ることができていた。そしてリザルトを見る限り、45位前後で走れる力はあるし、今の僕でも可能な位置。またトライする。悪くない、がんばる。

次戦は12月30日、スーパープレスティージュ ディーヘム。今季参加できる最後のスーパープレスティージュだから頑張りたい。(SuprePrestige Diegem)

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WB Cyclocross Zolder – Een reportage van crossers die alles opgeven om hier hun hobby te beoefenen – (c) MP Productions – Mats Palinckx – www.mp-productions.be


テレビ中継映像はこちらからどうぞ。





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  1. 2017/12/30(土) 17:56:39|
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2017-2018 シーズン後半シクロクロスレーススケジュール

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既に渡欧していますが、竹之内悠の欧州シーズン後半スケジュールをお知らせします。

シーズン前半ほど過密ではないですが、それぞれのレースをしっかりと形にしていこうと思います。いい形でシーズンを終えれるように頑張ります。

またブログで随時レポート報告をさせていただきます。応援のほど、よろしくお願い致します。

2017‐12‐26 WorldCupZolder

2017‐12‐30 SuprePrestige Diegem UCI1

2018-1-1 Grand Prix G.I.L. Immobilière Pétange Luxembourg UCI2

2018-1-15 Cyclocross Otegem UCI2

2018-1-20 Kasteelcross Zonnebeke UCI2

2018-1-28 WorldCup Hoogerheide

2018-2-11 シクロクロス東京

2018-2-12 柏原シクロクロス

  1. 2017/12/29(金) 22:22:27|
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2017 Kansai-cyclocross series Miamiland 関西シクロクロス 200回記念大会 ビワコマイアミランド

もう一週間も前のことですね。
今シーズン唯一の関西シクロクロス。
それもたまたま200回記念大会。
レース中は、もちろん真剣に走っていましたが、
関西シクロクロス仕様の真剣さで、真面目に走らせてもらいました。
一緒に走っていただいた皆様、どうもありがとうございました。

東洋フレームブログより転載させてもらいます。
よろしくお願いします。


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全日本選手権後、またすぐにヨーロッパに戻る予定だったが機材等の関係で日本での滞在日数を伸ばすことにした。その結果、たまたま関西シクロクロス200回記念大会に参加できることになった。

会場は滋賀県の琵琶湖沿いにある、ビワコマイアミランド。コースはビーチを使用するため砂セクションが多い。その年によって砂質も変わるし、ライン取りも変わるコース。数年ぶりのビワコマイアミランドは砂質が少し優しくなっていた。

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今大会から新たにプロトバイクを使用するため、レース前日もコースに行き、バイクのシェイクダウンを行い、トラブルがないか、プロトバイクをうまく走らせるためにどうしたらいいか。バイクと1時間超コース上で向き合った。

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レース当日はウキウキ気分。それもそのはず、僕が今年出場できる唯一の関西シクロクロスがこの大会。それも通算200回記念大会。なんて引き合わせだろうと思った。久々の会場の雰囲気。みんな自転車とそれぞれのスタイルで向き合っている。今日は僕もその中の一人の参加者だ。

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さて、レースは今年関西シクロクロスに参加していないため、56番目スタート。みんな僕に気を使ってくれていたけれど、そんなの気にしませんよ。レースなんだから、ルールがあればもちろん従います。さて、でも、やっぱり走りでみんなを魅了したいのでスタートからどうやってこの約60人を抜こうか考えた。無茶して落車を引き起こすことは絶対にしたくないので、スタートして、ある程度の他選手とのコンタクトはあったけど、みなさんC1選手なのでうまく僕と肩を当てあってくれた。

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砂の上はラインを外せば、体力を消耗するので、ペースを上げたくても我慢して出来る限りライン上を走り、必要なところで踏んで先頭を目指した。1周目後半には2位まで上げたけど、ペースを保てず、少し小休憩。同時にこの新しいバイクの乗り方を考え、試走を思い出し、再度ペースアップを図った。

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レース中盤に入るころには1位で独走態勢に持ち込み、ギャラリーの皆さんとレースを楽しませてもらった。レース中盤から終盤にかけては周回遅れの選手を抜きながらのレースになり、僕も含め、みんなそれぞれのレースがあるので、円滑にパスするように努めた。僕のせいで順位に影響された方がいましたら申し訳なかったです。

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さて、ゴールする頃にはバイクの進ませ方がわかり、パートごとのペースはとても速かったと思う。そして、1位独走のままゴールさせてもらった。

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レースに出場させていただき、ただただ感謝でした。一緒にレースを走った皆さん、どうも温かく迎え入れてくれてありがとうございました。そして、僕のヨーロッパのレースをYouTubeで見てるよと声をかけてくださった皆さん、声をかけていただき、どうもありがとうございました。皆さんの思いと共に僕はまだまだ成長していきます、これからもよろしくお願いします。

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今回使用したプロトバイクについてはまたこの場でご紹介させてもらいます。


  1. 2017/12/27(水) 18:02:20|
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2017 Japan Natonal Championships シクロクロス全日本選手権

シクロクロス全日本選手権。
いいトライを出来ているので引き続き頑張りたい。
会場では、たくさんの応援をして頂き、どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

東洋フレームブログより転載させてもらいます。
個人ブログも遅れながら更新させてもらいますので、よろしくお願いします。


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全日本選手権が終わりました。

出来ることならチャンピオンジャージでまたヨーロッパに戻りたかったけど、それは叶わず、5位でレースを終えました。

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今年の全日本選手権は色々と噛み合っていなかったなと思う。怪我、そのあとからくるペダリングの癖、気管支炎、その他思い当たることも。全日本前は1週間はまず気管支炎を治すために自転車に乗らず、気管を出来るだけ刺激しないように努めた。全日本選手権のためというより、また始まるヨーロッパでの過酷な戦いに手負いの状態で行くのは避けたかった。左足の患部の疲れも一度抜きたかった。もうそうするしかシーズンを考えると選択の余地はなかった。それでも、全日本に向けての取り組みは、竹之内悠として、準備を整えた。

コースは、アイスと泥、そしてハードパックの組み合わせ。前日の試走の段階ではアイス状態で走りやすかったけど、レース当日は天気が良くて気温も上がり、アイスが溶けて泥部分が多くなった。

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新たなトライのためにも空気圧は1.8Bar。リノの32㎜。バイクもジオメトリーの関係で去年のバイクを使用。2か月乗り込んだ新車から違うバイクに乗り換えても、そのバイクとのレースの思い出が濃いものであればあるほど、バイクに対しての信頼は厚くなり、急遽バイクを変えても違和感はすぐになくなる。

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レースは左足の具合を見つつ、序盤から追い込み過ぎないように走った。けれど、僕自身のペースは上がり切らず、トップグループから遅れて単独で走行。レース中盤でトップグループに追いつけそうだったけどその場面でも気持ちが乗り切らず、ずっと5位を淡々と走っていた。全日本選手権を走っているけれど、どこかうわの空だった。

ゴールし、ブースに戻り、スタッフのみんなにお礼を言い、すぐにローラーでクールダウンを開始。その間にいろんな感情が廻ったけど、もうそれは過ぎたことで。10月からの怪我の引きずりや帰国後の気管支炎、そこからくるパフォーマンスを出し切れない苛立ち。前を向いて取り組み続けてるからこその歯がゆさ。ヨーロッパでの時間、くやしさ、やるせない気持ち。ま、それらを思い出しつつ、今までしてきたこと、していることはヨーロッパでいかにパフォーマンスを出すか。そのために、今回の全日本選手権は犠牲にしたなと思う。また次はぶっちぎりで勝つための準備期間。

とりあえず、全日本も終わり、身体の調子は良くなってきたので、今後が楽しみ。ヨーロッパの舞台から何度蹴落とされても、這い上がる。これはそういう勝負。

今週末は関西シクロクロス マイアミ浜に参加させてもらいます!皆さん、一緒に自転車を楽しみましょう。今年、出場できる唯一の関西クロスですので、すっごく楽しみです!皆様よろしくお願いします!



  1. 2017/12/27(水) 17:24:10|
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2017 Utsunomiya UCI2

先週末は宇都宮シクロクロスUCI2に参加してきました。
野辺山後、宇都宮までは基本忙しなく、ばたばたとさせてもらってました。
帰国後一週間でよくもこう動けるよなと自分でも驚き。
宇都宮後は少しは落ち着いたけど、まぁなんだかクロスシーズンだなという感じです。

宇都宮のレースは野辺山Day2より走れなかったです。
悔しいけど、抱えてしまったものをまだ解決できてないならしょうがないと思うのも一つ。
スタートすればそこは勝負の勝ち負けが全てだし、しょうがないで済ませられない気持ちもある。
そして、今週末は全日本選手権。
あまり深く考えないでおこう。

さて、東洋フレームブログより転載のレポートです。


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宇都宮シクロクロス UCI2大会に参加してきた。

海外招待選手が出場するので、竹之内悠としては迎え撃ちたい。

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レース前日の試走時は調子もよく、いいペースで全てをこなした。スタッフさんともうまく連携をとり、今後のレースにも備えた。



レースは1列目。レース前のウォームアップの時点で脚の回りが良く感じられなかった。前日の試走で気合いを入れ過ぎたか、そもそも左足の余力を使い過ぎたか。とにかく重かった。どうすることもできない。

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レースをスタートし、予定通りのトップ争いをできる展開に持ち込めたけど、身体のキレがすっごく悪く、コーナーの立ち上がりでの鋭さがなかった。とりあえず、始めの半周だけは海外招待選手についていったけれど、そのあとは左足が動かなくなった。

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左足に負荷がかかり過ぎたのだろう。どうすることもできないのでまたペースを落とし、まぁまぁのペースでレースを続ける。気分転換のためにバイク交換を行い、またペースアップ。とりあえず、30秒ほど前の3位争いに参加するべく、ペースアップ。

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けれど、3位集団に追いつくことはなく、そこそこのところをそこそこのペースで走り続け、7位でゴール。Raphaスーパークロス野辺山Day2の走りのようだった。と、いうことはレース前のトレーニングの疲労が抜けきれなかったのも一つの要因だと思う。

左足に合わせ、もう少しトレーニング量をコントロールしていく必要がある。神経の怪我はどうしようない、気合いで治るなら既に治っている。いつもオーバーワーク気味になってしまう。それと、Raphaスーパークロス野辺山後から咳が出るようになり、レースで追い込んだからだとあまり気に止めてなかったけれど、あまりに治らないので病院に行くと、アレルギー反応の気管支炎とのこと。アレルギー反応ということは、免疫が下がっているということだろう。もちろん、身体に余裕があるかと聞かれれば、10月からずっとなにかと目一杯ギリギリのところでやっている。今はとやかく言ってもしょうがないし、とにかくしっかり休める時に休み、12月後半からのベルギー遠征再開時には万全の体調で挑みたい。そのためにも、日本だからこそ出来ることをしっかりしていこうと思う。

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今週末は全日本選手権。勝つつもりだけど、不安要素ばかりに目がいく。もっと自分自身に集中していこうと思う。
  1. 2017/12/08(金) 09:39:24|
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2017 Raphaスーパークロス野辺山 Day2

Raphaスーパークロス野辺山Day2です。
Day1の走りを踏まえ、少し攻めました。
けれど、そのチャレンジが良かったけど、苦しい展開になったのも事実。
堅実な走りをすればまた3位争いぐらいはできただろうけど、やっぱりアグレッシブに行ってしまった。


では、ブログ本文です。


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2日目。この日はチーム東洋フレームとして、みんなで試走を行うことにした。僕の持っている情報とチームメイトの持っている情報のすり合わせ。各選手がコースから得る情報はそれぞれで情報処理してそれをどう走りに活かすかもそれぞれ。僕なりに少し偉そうにCL1を走る選手にコースをレクチャーさせてもらった。あとは彼女たち次第。試走とレース中はまた違うのでその辺りは彼女たち自身で場数を踏むしかない。経験は伝えられても経験を経験してもらうことはできない。

この日は試走を行ったのでレース前は忙しなく感じた。疲れていただけかもしれない。患部の疲労が溜まっているし、欧州遠征でもレースの連戦はひどい結果になっていた。ワールドカップなどと比べるとコースが優しいので少しは気楽にスタートにつくことができた。

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Day1は患部の状態や、時差の加減もあったので無理なくスタートしたけど、Day1の結果を踏まえ、Day2は積極的に攻めるつもりでいた。なので、スタートコールもコミッセールに正しく行ってもらい、1列目にちゃんと並ぶ。この日は絶対にトップ争いをする気でスタート。

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オーストラリアチャンピオンの選手のスタートはさすがに速かったけど、まぁ無理なく、余裕を持って3番手で第1コーナーに滑り込む。予定通り。ただ1周を終えるぐらいで怪我の部位が極度の疲労状態になり、こげなくなった。もうオールアウト状態で階段セクションも足を持ち上げるので精一杯だった。とりあえず数周様子を見ようと思い、レースを続行。でも、力の入らない左足のせいか、なんでもない右コーナーで落車。大きなパックからも遅れ、ふらふらと起き上がり、また走り続けた。

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なんとか7位パックに追いつき、一休み。でもそのパックのペースがなんとなく嫌だったし、3位の位置も大きくは離れてなかったのでパックの先頭に出て前のグループの追走を試みた。

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そのまま抜け出したけど、単独7位になっただけで、前にも追いつききれず、後方集団にも追いつかれず、宙ぶらりん状態。そのままソロでゴールまでなんとか持ちこたえ、7位でゴール。

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Day2の結果は予想通りだった。Day1の結果のせいで少し今のパフォーマンスに対し期待過剰になっていた。でも、スタートのトライはよかった。普通の身体の状態なら最低でも3位のオーストラリア選手とパックで3位争いを演出できたと思う。レース終盤の3位争いへの参加のためのトライもよかった。形にはできなかったけど、そういう動きができたことは今の僕にとってとてもプラスになる。

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Raphaスーパークロス野辺山の二日間、たくさんの方とお話しさせていただき、たくさんの声援を送ってもらい、最後まで出来る限りの走りで走らせて頂いた。どうもありがとうございました。改めて、帰国してすぐにこのレースを走らせていただき、僕の目指すべきところが明確化しました。

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  1. 2017/12/06(水) 17:46:43|
  2. Race
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2017 Raphaスーパークロス野辺山 Day1

帰国してすぐに時差ぼけもなにも関係なく、とにかくボケボケのまま野辺山へ向けた準備や
バイクの改善点のチェックなど、、とにかくバタバタで野辺山へ入りました。
日本はヨーロッパより寒く感じ、野辺山はとにかく寒くて
カイロを身体中に貼ってました。

このDay1は気楽に過ごすことができて、楽しかったです。

さて、ブログ本文です。
今回もよろしくお願いします。


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帰国後、レース前の動き。

日本に帰国後、中3日でレース。例年通りのスケジュールだけど、いつもより少し気分的には落ち着いていた。いつも欧州遠征から帰国後は真っ先に東洋フレーム工場に赴き、遠征報告、機材の整備、今後の国内レースに向けた段取りを話し合う。問題があるなら、早急に対応策を考えなければならない。今年も大きな流れでは問題ありだけど、機材については野辺山に向けて自分の納得のいく状態で迎えることができた。ただ、レース前日にレース会場でバイクを動かすことが条件だった。

身体のメンテナンスも必要。10月初めの怪我の状況をSatoSportsで診てもらう。先生のおかげである程度の痛みと痛みの部位に対しての応対はヨーロッパにいる時から密にさせていただいていたので、直接的治療をして頂いても、ヨーロッパにいるときの遠隔診療と変わらず。腓骨神経の強打による炎症。そのためにふくらはぎの疲労が早かったり、力が入らないなどの症状が出るとのこと。でも、実際に改めて原因がはっきりし、気持ちはとても落ち着いた。筋肉の炎症と比べ、神経の炎症は治るまで10倍時間がかかるとのこと。しょうがない。悔しいけど。

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さて、土日と2日開催のRaphaスーパークロス野辺山。帰国後すぐで身体への負荷はかかるが、例年出場させていただいている素晴らしい大会なので今年も参加。レース前日の金曜日に会場入りし、雪が降る中、コース上で身体を動かし、夜は時差ぼけの中、早めに寝た。

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土曜日Day1、レース当日。

時差ぼけも少しは落ち着き、疲れているせいか夜も深く眠れたため、気分が良かった。そして、この大会、2年ぶり?3年ぶり?の晴れ。コース状態を他カテゴリーのレース後のバイクを見ておく。レース前の試走を行うつもりだったが、石垣代表に[もう試走しなくてもいいんちゃうか?]と言われ、それもそうやな、と思い、当日の試走はせずにレースをスタートすることにした。腓骨神経のダメージをレース前に悪化させないようにするため。コースとコースの状態はは初めの1周で雰囲気を掴めばあとはどうにもできる。タイヤチョイスも迷わずに決め、空気圧もコースの見た目の雰囲気で決めた。1.5Bar。

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スタートは1列目スタートのはずが、コールアップの混乱で2列目スタートに。外人選手に場所を取られてしまった。時差と怪我の状態もあるので、無理をし過ぎずにいけってことかと開き直り、スタート。スタートは比較的綺麗に決めれたけれど、第1コーナーでアメリカ人選手が落車し、僕と小坂選手二人が巻き込まれた。たぶん、思わず、、「おいおいまじかよ」って独り言を言ってたと思う。仕切り直して再スタート。順位は後方に下がったけど、まぁ落ち着いて要所要所でペースを上げ、先頭集団を追う。先頭集団に追いついて落ち着いたころにはトップ2人が抜け出ていた。僕は追いつくので必死だったし、とても辛い展開だった。

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中盤で気が付くとスタートで落車したアメリカ人と2人になり3位争いの構図になっていた。2位とは30秒差ほど?だったかな。後ろの国内選手たちとは20秒ほど。このアメリカの選手とは中国でも数周一緒に走ったのでなんとなく走り方はわかっていた。二人で得意なパートを分割して、レースを進めた。

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トップ2人は海外招待選手なので、日本人選手がせめて3位にならないとカッコ悪いなと思い、絶対に3位になる気でレースを計算し直した。

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ラスト2周で力技で彼に勝ち、三位になろうと思ったけど、差が開かなかったので、スプリントに持ち込むことにした。この日はそれで勝てると思った。しかし、ゴール前ホームストレートで彼の前にいる必要がある。ファイナルラップの登坂セクション以降は彼もその気で僕を前に出さないようにブロックをかける。彼より僕の方が二回目のピット通過からフィニッシュラインまでは速いのはわかっていたので、ダートトラック?セクション内でわざとラインを外し、コーナーで彼のインに滑り込み、肘の当てあいにも打ち勝ち、彼の前に出てコーナーを抜けるととそこから一気にペースを上げ、ゴールまでの数セクションをコーナーではイン側を閉めつつ、確実に速く駆け抜け、3位でゴール。会場の僕に向けられた大きな歓声と思い描いた通りのフィニッシュの展開に嬉しくて思わず片手でガッツポーズをしてしまい、、、あかんあかん僕3位なんやったと思い出し、小さく控えめにポーズし直してゴール。

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ゴール後、止まらず直行でブースに戻り、すぐにクールダウンを行い、患部への疲労軽減を図った。

自分でも予想していない結果だったし、走りもまぁそこそこ走れたと思う。けれど、まだまだ本調子とは言えないし、どうしても力をわざと抜かないと走ることができない。本気で力を出し切ったと言える身体の状態になるまでまだまだ我慢が続く。

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この日は本当にたくさんの人に僕の名前を呼んで頂いた。日本で日本の人に応援してもらえる。とても嬉しかったです。たくさんの応援、どうもありがとうございました。
  1. 2017/12/01(金) 17:47:01|
  2. Race
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2017 WorldCup Denmark Bogense

コッペンベルグクロスで疲れ切った身体を押して、Gavere、そして、このワールドカップ。
例年、11月に入ると日常生活から少し抜けることが多くなる。
例えば、忘れ物が多くなるとか、自炊がめんどくさいとか、
洗濯がどうとか、、そもそも、手元と口元がゆるくなって、食事のときにこぼしやすいとか。。笑)
そして、とにかく無気力になってくる。疲労困憊ってやつなんだとおもう。
けど、今年の最後のレースはデンマークでのワールドカップ。
このレースのためにベルギーから950km移動。
そして、このレースの翌週はRaphaスーパークロス野辺山が土日開催なので一刻も早く日本に帰国するために、
デンマークからベルギーへの帰路途中にあるドイツのハンブルクから日本に帰国する予定にしている。
なので、レースのことと、帰国する準備、帰国した後の準備など、全体の流れを考えないといけない、
でも、無気力。
まさに気力を振り絞って、いろいろとこなしました。

レースも今思えば、消極的な、チャレンジングではないチョイスをしていたなとも思うけど、
無事にレースを終えれていた自分もほめてあげたい。
もっといろいろと工夫していかないと。まだまだ改善できる。

さて、ブログ本文はまた東洋フレームブログより転載します。
今回はテレビ中継映像を埋め込んでます。ブログ下部にあります。
ぜひ、ご覧ください。

よろしくお願いします。


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9月末より開始した今遠征最後のレースは2019年のシクロクロス世界選手権開催地となっているデンマークBogenseで行われるシクロクロスワールドカップ第4戦に参加した。

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移動は金曜日夜からベルギーでのメカニックのランジットとマークさんで夜通し運転してもらった。ベルギーからデンマークBogenseまではおよそ950km。土曜早朝には会場入りし、車でみんなで仮眠。パン屋で朝食を適当に済ませ、昼からのコースインスペクションに備えた。

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コースインスペクション。試走。堤防のような斜面を基本上ったり下りたりするコース。その斜面をキャンバーとしても使うのだけど、斜面の角度がかなり急で1周目は乗車をためらった。だけど、周回を重ねるごとにコースに慣れていった。しかし、そのキャンバーの角度とコース状態から、乗車するべきか、降車するべきかはレース当日の状態によって決めることにした。

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レース当日。風が強く寒いものの、晴れていた。そのおかげで路面が乾くとも考えられたけどそう甘くはなかった。エリート男子のレース前に他カテゴリーのレースが行われ、そのおかげで斜面は轍と足跡と泥で荒れ果てていた。それでも乗車は可能だったけど、レース中に確実に斜面をこなす自信はなかった。落ち着いて降車して、確実に走ろうと割り切った。

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レースは北欧の国々の選手が参加しており、北欧の選手はわりと僕の周りでレースをしてくれるので嬉しかった。スタートし、混乱は多々あったけど、なんとか大きなトラブルもなく、2周目に入った。目の前の大きな目指すべきパックから遅れだすと、ずるずると後退していった。バイクを一度交換し、走り出す。しかし、ラン区間でのダメージが大きく、ペースは上がり切らなかった。だけど、まだ先週よりかは光る部分を出せた。


最後のレースもマイナス4周でレースを終えた。

このレースで本遠征を終え、次週からは国内レースに参加することになる。本遠征では11レースを走ったけど、形にできたと思えたのは2レース、その他まだがんばったなと思えたのは2レース。例年思うけど、ほんと色々と甘くない。それに世界のトップの進化を目の当たりにし、自分が更に何をしていくべきかと考えさせられる。

日本に帰国後はバイクと身体の体制を整え、皆さんの前で走れることを楽しみにしています。次戦はRapha野辺山スーパークロスに参戦です。



レースのテレビ中継映像です。
一周目は、ぼくもちらっといます。


  1. 2017/12/01(金) 17:05:49|
  2. Race
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2017 SuperPrestige Asper-Gavere

ブログ更新です。
少し遅れてしまって申し訳ありません。
今はもう日本に帰国し、日本でもレースを行いました。

Gavereは今思うとなんだかんだ頑張って走っていたなと思います。
患部の具合もなにをどうすればよいのか、帰国後にいろいろとわかりました。
けど、すぐに良くなるというものでもなく、我慢が必要です。
このGavereも逃げ出したくなる気持ちともっとがむしゃらに走りたいので、、
よく我慢できていたなと今改めて思います。

昔は一緒に写真撮ってと頼まれてましたが、、最近は一緒にセルフィーいい?って聞いてきます。
それがこの一枚目の写真、スタート前だけど、頼まれたら出来る限り断りません。
この男の子、なんだか印象的でした。

さて、テレビ中継映像は今回のレースはありませんでした、、また探しておきます。

では、また東洋フレームブログより転載になります。
よろしくお願いします。

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泥は泥でもGavereの泥は特別。

参加するのは3,4回目になるけれど、毎年毎年このコースに対して走った上で少しでもポジティブな面を感じれたことはなかった。ランあり、登坂あり、そして例年泥。スタートゴールのコンクリート部も落とし穴のようにたくさん穴が開いていて、穴にはまれば泥に対して低圧にしているタイヤではいとも簡単にパンクする。

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今年は例年より泥が激しかったようにも思えるけれど、登坂セクションの路面が良くなって走りやすくなったので、泥に対しての対策を考えるのに集中できた。

レース前にメカニカルトラブルが起きたり、なにかと波乱だった。このレースはランジットがとても嫌いなレース、というのも、ピットでのバイク洗車機の取り合いや、観客の激しさも加わり、スタッフにとっては荷が重いレースのようだ。

試走はまぁ程よくこなす。グリップを稼ぎたくて、空気圧は1.1Bar にまで落とした。最近の試走時はバイクを2台フルに動かし、問題がないか確認する。各車のセッティングの確認もかかせない。Gavereのようにバイクに負荷のかかるレースなら尚更のこと。

レースの課題としてはラン区間をいかにこなすかが例年の課題。今年はラン区間が多いのでスタート前から速さよりいかに正確に正しくランができるかに重点をおいて走ろうと思っていた。

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スタートは最後尾。だけど、余裕を持ってスタートの混乱を避けれるので安心して走れた。一周目はうまくこなせた。だけど、周回を重ねるごとにラン区間の遅さが目立ち、ぶっちぎりのべべ独走だった。10月にした怪我の患部の保護のためにテーピングを毎レースしているけれど、そのテーピングがとても痛くなり、テーピングを外そうと何度もしたけれど泥で手が滑ってうまく外せなかった。ランが多いのでテーピングのプレッシャーを上げたのだけど、少し裏目に出た。

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レースはマイナス4周?5周?。

このレースもたくさんの人が悠コールをしてくれた。純粋に僕に向けられる応援。楽しめばいい、という考えもあるけれど、レースである以上、走りで応えたい。いい走りをし、その走りと観客の応援がマッチするとき、その一体感は言葉で表せない。今日は観客の声援に走りで応えれなかった。トップの選手が近かったので、自ら80%ルールの足切り場所で降りた。DNF扱いにならず、順位はついたけれど、なんだか複雑な気分。

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レース後はランは悪くはなかったけれど、まだレースが出来ていない。遅いのはいいとして、レースに対して気持ちがついてきていない面がある。落ち着かない。

  1. 2017/12/01(金) 16:42:39|
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プロフィール

竹之内悠

Author:竹之内悠
竹之内 悠

Yu Takenouchi
1988/9/1
170cm 62kg

Team
ToyoFrame

略歴
2011,2012,2013,2014,2015 Japan National Cyclocross Champion
2010 Japan National U23 MountainBike XCO Champion
2008&2009 Japan National U23 cyclocross Champion

2011,2012,2013,2014,2015 全日本シクロクロスチャンピオン
2010 全日本U23マウンテンバイククロスカントリーチャンピオン
2008,2009 全日本U23シクロクロスチャンピオン

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