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YuTakenouchi/竹之内悠

This is Blog of cyclist, Japanese YuTakenouchi. Roadrace. Cyclecross.MountainBikeXCO 自転車選手、竹之内悠のBlogです。

2018 インターナショナルサイクルクロス ルクフェンUCI2 International Cyclocross Rucphen

Otegem、そして Zonnebeke と走れてないなり走れてきて、
このRucphen。

今回のレースからは僕とランジットのチーム体制をナショナルチームとドッキングさせる。
日本代表選手団として動くことになるのでいつもと勝手が変わってくるので
僕としては色々とコーディネートしたけれど、
そこらへんはランジットも理解して上手に動いてくれていた。
このレースは日本代表選手団はヨーロッパ入りして中2日でレースなので時差など
慣れてない中で大変だったと思うけれど、
一つでも多くのレースに参加するという流れはジュニアやアンダー23の選手にとっては貴重な時間になったと思う。
そのためにランジットとも連絡を何度も取り、選手団皆が無事にレースを走れてホッとした。

そして、僕自身もこのレースは忘れられないレースとなった。
過去の成績からすれば驚くことではないけれど、ここ最近のもやもやしたレースを払拭する走りが出来た。
レース後、ランジットやマーク、リック、リエーベ、みんなと喜んだ。
10月の怪我からからどうにもならない身体を押して走り続け、厳しい時間を過ごしていたし、
そのせいでベルギー人スタッフと僕の間でもわだかまりが生まれていたところもあった。
それも皆必死でしてくれているから。
どうにもならなくていつも申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、今日はその皆にレースを楽しんでもらえたと思う。
これがレース。そう思えた。

最後にレース映像を貼り付けてます。
Deel 1 とDeel 2 があり、Deel1の5時間8分辺りから男子エリートとU23混走が始まります。
Deel 2 の33分辺りにブログ内に書いてある最後の僕のスプリント映像があります。ヘロヘロです。

では、ブログ本文をどうぞ。



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Photo by @nobuhikotanabe

2018年シクロクロス世界選手権日本代表選手に選出され、2月4日に開催されるシクロクロス世界選手権に参加することになった。それに伴い、東洋フレームの鬼頭メカニックも日本代表チームのメカニックとして1月24日からヨーロッパ入りし、このルクフェンの前日から鬼頭メカニックのいる日本代表チームに合流した。

本来は1月28日のワールドカップのみ参戦する予定だったが、予定変更し、1月27日ルクフェン、1月28日ワールドカップと2連戦を組んだ。世界選手権前に調子を上げるために2連戦を走りたかった。

1月24日にヨーロッパ入りした日本代表選手団の選手全員、僕と同じくこのレースに参加した。

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Photo by @nobuhikotanabe

ルクフェンのレース前日は鬼頭メカニックにマイアミ浜でデビューさせたバイクの各部消耗品をチェック、交換してもらった。デビューして一か月もしてないが、泥のコンディションのレースが続いたので各消耗品は既に痛んでいた。

このルクフェンに参加するのは3度目。過去のレースでは泥でランばかりした覚えがあるが、今年はドライで2018年最初の泥ではないレースとなった。

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Photo by @nobuhikotanabe

試走を行い、コースをチェック。所々の泥パートでのラインどりを確認。あとの細かいところは言うほど難しくなく、とりあえず踏んでいく必要があると感じた。

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Photo by @nobuhikotanabe

アップもそこそこにスタート。細かなセクションでぐちゃぐちゃになりつつも綺麗にスタートできた。良いスタートとは言えず、少し出遅れ気味だった。

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Photo by @nobuhikotanabe

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Photo by @nobuhikotanabe

2周目はペースが落ちたがそれからは徐々にペースを取り戻した。パトリックというオランダ人の選手を目安にペース配分していった。彼は今シーズンの自身の開幕戦であったGietenでパックになって走ってくれた選手。彼のレース結果は僕よりいつも少し上なのでいいペースメーカーになる。しかし、レース中盤で彼は失速したのでそこからは一人で前を追う展開に。

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Photo by @nobuhikotanabe

苦しいながらも必死に走り続けると前のパックと近づいてくる。嬉しくなってどんどん踏み続けた。合計で5人ほどに追いつき、すぐに引き離して前へ前へのレースを繰り返した。今年一番良い走りができた記憶があるArdooieで同じパックになったロブペーター選手にも追いついた時は嬉しかったが、彼としばらく走るも彼はすぐにやる気ないモードになってしまった。僕が抜く選手みんなやる気をなくすような気がする。日本人に抜かれるのは悔しい、恥ずかしいのかなと思う。

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Photo by @nobuhikotanabe

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Photo by @nobuhikotanabe

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Photo by @nobuhikotanabe

とにかく、前へ前へ。ラスト1周で20歳のU23の選手を3秒差ほどで追い続けていた。彼も僕の追い上げに気づいてペースを上げていた。僕もかなり踏み込んでいった。ここまでレースをしたなら一つでも前でゴールしたい。ゴール前200mほどで1秒差ほど、ほぼ真後ろまで詰めたが、彼のスプリントの勢いに負け、僕自身は既にスプリントする脚は残っていなくて、その差に詰め切るので精いっぱいだった。

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Photo by @nobuhikotanabe

結果は38人出走の18位、トップのデイビットバンデンポール選手から3分50秒遅れ。

同じレースを走った小坂光選手は-2Lapsの25位、U23の織田聖選手はDNF。

自身の結果に素直に嬉しかった。レース内容が良くてレース中も自分に自信を持って走り続けれた。今年一番走れたレースだったと思う。僕の走れない期間をずっとベルギーで支えてくれていた現地スタッフとも今日の走りを喜んだ。

世界選手権になんとか間に合うようにトレーニングと休養を繰り返してきたが、それが一つの形になって表れたので、この調子で2月4日の世界選手権に合わせていきたい。そのためにもこのレースの翌日のワールドカップは身体の調子がいいので結果に関係なく最後まで攻めようと思っていた。

では、レース中継映像をどうぞ。
冒頭にもご紹介したように、
Deel 1 とDeel 2 のレース映像が2つに分かれており、Deel1の5時間8分辺りから男子エリートとU23混走のレースが始まります。
Deel 2 の33分辺りにブログ内に書いてある最後の僕のヘロヘロなスプリント映像があります。






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  1. 2018/02/01(木) 06:17:38|
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プロフィール

竹之内悠

Author:竹之内悠
竹之内 悠

Yu Takenouchi
1988/9/1
170cm 62kg

Team
ToyoFrame

略歴
2011,2012,2013,2014,2015 Japan National Cyclocross Champion
2010 Japan National U23 MountainBike XCO Champion
2008&2009 Japan National U23 cyclocross Champion

2011,2012,2013,2014,2015 全日本シクロクロスチャンピオン
2010 全日本U23マウンテンバイククロスカントリーチャンピオン
2008,2009 全日本U23シクロクロスチャンピオン

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